優しさなんて邪魔なだけにも思えるから
時々、子供がかわいいとか言ってみるけど、やっぱり嫌いには違いない。
といっても女の子は比較的楽しい、空気を読んでくれるから、でもあの歳の男の子はきついね、なんか自分の世界に迷い込んでる感がすごくて。おじさんついていけないし会話が成立しない。
周りを見ずに突進して転ぶ姿を見ると、自分を見てるようでこっぱずかしくなる。
でも仕事柄、どうしても触れ合わなければならないときもある。
今日はこんなことがあった。
学校の図書室のレーザープリンターが調子が悪く、キャノンよろしく自分が修理する日々が続いてる。こうゆうことやってるほうが楽しい。転職でもしようか?
案外根が深い故障で、紙詰まりというレベルじゃない、プリンタサーバーを再構築している。
そんな作業をしていると、小学2年か3年の子に目を輝かせて見つめられていた。
余程、コマンドプロンプトが見てて楽しかったのか、その子にpingを飛ばしてしまったかわからないが、見つめられている。
なんか気になって作業をとめると「なにやってんの?」と聞かれる。
う~んどう答えたら言いのだろうか?詳細に説明しても良いぞ「このICAPサーバーにプリンタのドライバのレジスタを書き換えと、DHCPのサービスをwinserver2008から切り離して、IPアドレスをDNS(ローカルドメイン)サーバから再配分してる」とね。
別に一言で済む「これ直してるんだよ」
「ふ~ん」
…だろうね。
たぶんまだコンピュータに興味が無い年頃だろうか、その子は別の話題を振ってきた。
「ねぇ先生、ドラゴンボール知ってる?」
…「しっ知ってるよ」
「Z?とれともGT?」
…「先生もっと古いヤツかな?」
かくゆう、わたくし先生は、「ドラゴンボール」が何する話なのか知らないのである。
こうゆうとき、いつもの浅い知識で乗り切るのだが、自分が知っている知識は「主人公の声優がおばちゃん」と「何かオレンジの玉を7個集める」しかなかったのである。
どんだけ、記憶の引き出しを探っても出てこない。
しまった~
目の前のパソコンでウィキペディアをとも考えたが、自分が学校全体のネットワークを遮断しているので使えない。
「だれが好きなの?」と場をつないで見るが、出てくるキャラクターは聞いたことあるがどんな姿形かはさっぱりわからない。
ここでふと思った、ドラゴンボールは今の2.3年生の世代のアニメではないはずだ、もしかして私にその子が気を使って話が合いそうな話で話しかけたのではないかと思う。
なんか2重ですまない気持ちでいっぱいになった。
たぶん自分が子供の頃、ドラゴンボールが流行っているとき、一切見なかったし見せてもらわなかった、いつも報道特集みたいなのをわけもわからず見ていた幼少期だ。どんだけ記憶の引き出しを探っても出てくるはずがない。
大きくなっても、フィクションフィクションのアニメだったことから見たこともなかった。
こんなところでしっぺ返しがくるとは思わなかった。
その後、なんとか会話術で聞き役に徹してその場を切り抜けることはできたが、純粋な子供のことだ多分だませてはいないだろう。
今の子は何を見ているのだろうか?何を押さえればいいのだろうか?
それも仕事のひとつになるのか?
ちっちゃい頃から今まで、アニメよりNHKのクローズアップ現代の方が数倍楽しい人間だ。相当ひねくれてる。
自分の子供には、流行のものを見せてあげようと思う。ブラビアで。
でもわたくしお父さんは、ついていけないしついていかないけど。
ではでは
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